情報の状態について

内容が確定した情報もあれば、急いでかき集められてまだ不完全なものもあります。どちらも読者にとっては有益なものですから、不完全な情報や古い情報を提供することはちっとも恥ずかしいことではありません−それは入手し得る最善のものかもしれないのです。しかし、それがどのような状態のものかを明記することは忘れないでください。最後に更新されたのはいつ? それは完成版? その適用範囲(scope)は? 例えば電話帳なら、どんな人がそこに掲載されているのか?

必ずしもすべてのドキュメントに状態の説明が必要というわけではありません。作品の概観のページに何かが記述されていればそれで十分です。

もちろん、書き方からもテキストの状態を感じとることができます・・・スペル間違い、大文字の抜け落ち、それにラフな文法といったものは、みんな非公式なノートであることを示唆しています。細心の注意が払われた「shall」や「should」の使用や、長い大文字化された名詞句(Long Capitalized Noun Phrases=LCNPs)は、少なくとも国際標準化機構(ISO)の標準文書の雰囲気を醸し出してくれるでしょう ;-)

日付を明記しよう

場合によっては、制作年月日と最終更新年月日を作品に加えておくことが有益です。(これはサーバーをちょっとプログラムするだけで自動的に可能なことだという点に注意してください。)

この情報を付加することで、のちのち読者が古くなった情報を調べて時間を無駄にしなくてすむかどうかという点を考えてください。