あなたの(ハイパー)テキストを読みやすく

これは、私がよく目にする、そしてあまり好きではない、ハイパーテキストのスタイルを巡る2つの問題について少々文句をつけようというものです。

一つ目は「ここ」症候群です。すなわち:

    これこれに関する情報は _ここ_ をクリックすると入手できます。

というもの。この場合、「ここ」はリンクになっています。このスタイルは全くもって奇妙奇天烈です。「ここ」をクリックするには、*本当に* ここでいいのかどうかを確かめるために、周囲を見回さなければなりません。声を大にして言いますが、HTMLページを作成するにあたっては、クリックする場所は、それが指し示す内容のタイトルのようなものにしてください。すなわち、

    _これこれ_ に関する情報が用意されています。

そして、

    _検索の方法についての情報_ が用意されています。

のように記述し、

    検索の方法についての情報は、_このリンク_ を選択してください

とは書かないようにしてください。

これほど問題ではないけれども、まだおかしいのは、内容を示す語句をリンクとして使っているのに、依然としてリンクについて述べている場合です:

    _クレジット_ ページと _技術的詳細_ へのリンクがあります。

こうではなくて、次のような書き方を心がけましょう:

    貢献してくださった _さまざまな方々_ に深く感謝します。
    このシステムの _技術的な詳細_ を用意しました。

つまり、HTMLページを、リンクをたどらずに読んでも意味がとおるようにせよということなのです。