Planet masaka
Some recent posts by masaka outside this site, including twitter(@en/ja), plurk(@ja), identica(@en/ja), mastodon(@ja), note.mu(@ja), bluesky(@ja), flickr(@en), . Time zone is JST (UTC +09:00).
2024-05-04
- ナフタリンに包まれて春惜しむ椅子 (original post at )
- 埼玉近美「アブソリュート・チェアーズ」展に行ってきた。椅子のコレクションと言われてもピンと来ずに放置していたが、ナフタリンの気泡に包まれた宮永愛子《waiting for awakening -chair-》は妖しく美しい。石田尚志の映像《椅子とスクリーン》はそれなりに面白いがやや単調かな。コレクション展では椅子の他に瑛九のフォトグラム、正木隆《造形99-2》など。屋外彫刻の堀越陽子《太陽の歌》が新緑の木々を背景におおらかな姿でGWにふさわしかった (original post at )
2024-05-03
- 影踏みやふたり勿忘草の道 (original post at )
2024-05-02
- 初草にあのサンダルで句読点 (original post at )
2024-05-01
- NewYorkerからThe Dada Era of Internet Memes 中国の東華金龍がTiktokに投稿したグリシンのマーケティング動画はAIナレーションなどを駆使したリテンション編集で一躍ネットミームとなった。この動画に付けられたハッシュタグcorecoreはネット上で流行している特定の美学を表す「-core」を重ねたもので、第一次世界大戦後の世界の混乱と底知れなさをコラージュで表現したダダとも比較される。引用の継ぎ接ぎというところは確かに共通するが、コアコアにがダダのようなメッセージがあるかといえば、Tiktokの動画が一貫した何かを発しているわけではない (original post at )
- 落しもの辿りて雨の花楓 (original post at )
2024-04-30
- ついに今年初の蚊の侵入を許してしまった :'( (original post at )
- サルヴァトーレ・シャリーノの「ベルクソンの時計」を、若林かをりの演奏で。Flに息を強く吹き込んだあと吸い込んで口笛のような音を鳴らすのかな。「さようなら 風の家」はさまざまな息音、「死の太鼓」「どのようにして魔法は生み出されるのか?」はホールトーン、「遠景のオーラ」はE音を中心に長く漂う。「フェニキアのイメージ」は鋭い息混じり単音、「三美神が花開かせるヴィーナス」は口笛のよう、「ヘルメス」は強音のあとハーモニクスか。「雲に捧げられたテキストで」は奏法不明の原始的な音、「アトンの光輝く地平線」も吸気?「風が運んだ対蹠地からの手紙」は鋭く「歓喜の歌」はあぶくのように。超絶技巧というより超奏とでも。ALM Records ALCD-128-29 #nml (original post at )
- 雛菊に七変化するきみの靴 (original post at )
- WorldCat Entities entities.oclc.org/worldcat/entity 今年からLODとしてデータを提供することになったそうで、シンプルな書誌や典拠情報がJSON-LDで取得できるが、WorldCat本体のIDとは無関係なハッシュ型IDだし内容は貧相だし当面は使い物にならない感じ。いちおうの紹介記事は blog.oclc.org/next/intro-to-library-link... (original post at )
- 武満徹の「マスク」を、アレクサンドラ・ヤノフスカ=トカチ+ウルシュラ・ヤニク=リピンスカの演奏で。2Flが仮面の無言劇のように寄り添いあたりを伺いながらそろりと忍び足で歩みつつときどき素早く動く。「ボイス」は独奏Flが声を発したりしながらさまざまな技法で。「海へIII」はHp伴奏で、「雨の呪文」はさらにCl+Pf+Vibが加わり豊かな響き。「そして、それが風であることを知った」はFl+Hp+Vaで神秘の森。そして「エア」ではFl独奏に戻りゆったり歌う。SPMK 5905984408154 #nml (original post at )
- SoWasm demo perso.liris.cnrs.fr/pierre-antoine.champ... 入力RDFをRust用RDFライブラリSophiaを使って検証し別フォーマットに変換してくれるツール。W3CのValidator使っている?というMLへの返信で lists.w3.org...semantic-web/2024Apr/0067... (original post at )
- Tools for the Semantic Web semantic-tool-hub.github.io Wikidataに登録されているさまざまな知識グラフ関係ツールを集めて紹介するプロジェクトらしい。グラフ探索ツールだけでも160ほどある。MLで調査告知したら類似プロジェクトがあるよなど lists.w3.org...semantic-web/2024Apr/0009... (original post at )
- Advancing Web Metadata lists.w3.org...semantic-web/2024Mar/0004... 文書の埋込メタデータを記述する方法として、特殊な属性msrcでTurtleなどをbase64にして埋め込む;文書自身をURIの明示なしに表すために^あるいはabout:thisといった特殊記法を導入する、といった提案(3月に出ているけれど反応なさそう) (original post at )
2024-04-29
- 村上春樹「街とその不確かな壁」を読んだ。村上作品を読むのはほぼ40年ぶり。ワンダーランドで自分にとっての一つの世界が完結したというか春が終わったように感じて、それをそのまま残しておきたかった気がする。初期中編を書き直したというだけあって第1部はなんとも懐かしい世界、第2部では川添愛の白と黒のとびらを思い出していた。濃密な深さではなく、小さな変化が水面で組み合わさっていく(川底では複雑な渦を巻きながらも)せせらぎのような息遣いは、かつて深く親しんだものだったはず。空白期の作品も、手にとってみるかもしれない (original post at )
- 行く春やせせらぎの道ふれる肩 (original post at )
2024-04-28
- TheAtlanticからColumbia University’s Impossible Position パレスチナへの連帯を表明してクアッドを占拠する学生達と大学当局との対立は、言論の自由だけでなく、人種や国籍による差別を禁じた公民権法第6編の面すなわちユダヤ系学生が安全に授業を受ける権利の問題もあり複雑で解決が難しい。先週NYPDの出動を要請したシャフィク学長には両サイドだけでなく下院議長まで辞任を求めているが、学長が変わったところで課題がなくなるわけではない (original post at )
- 幻はさえずりの夢うつつかな (original post at )
- 斎藤幸平「マルクス解体」を読んだ。技術革新によって自然の制約を乗り越えて成長を続けながら資本主義による独占を取り戻すという〈プロメテウスの夢〉を見る西欧マルクス主義は地球環境激変の中で持続不可能なのは明らかで、そうではなくて晩年のマルクスのノートを精読することで人間と自然の関係を「方法論的二元論」で捉え直し「脱成長コミュニズム」の理念を浮かび上がらせる。ルカーチの読み直しを含む第一部はかなりヘビーだが、その「同一性と非同一性の同一性」をてこに生産力を論じる第二部は比較的読みやすく、脱成長を論じる第三部は良くも悪くもさっと読める。マルクスが最後に本当にそう考えていたかどうかはよく分からないにしても、成長を目指さずとも古来の「協同的富」の回復が「ラディカルな潤沢さ」につながるという希望を与えてくれる(☞参照) (original post at )
2024-04-27
- 鶯の呼ぶむらさきの玉の川 (original post at )
2024-04-26
- 東博「新指定 国宝・重要文化財」に行ってきた。国宝は大報恩寺「木造准胝観音立像」、金峯山寺「経塚出土紺紙金字経」などで、後者は道長と師通の直筆だという。サ美の「日吉山王・祇園祭礼図」が重文になっていて、“名品ときたま迷品”展よりこちらのほうが豪華なのではと思ったり。本来の目的だった西美「ここは未来の~」は何とチケットの期限切れで入れず :'-( (original post at )
- ホワイトボードのマーカーペンで上着にシミを作ったり、いざ展覧会と思ったら買っておいたチケットが3月限定だったり、その他色々あって凹む。朝見ていた花に潜る健気な蜂を思い出し自分の姿を見るようだなとか。もっとも頼政の「花やかへりて我を見るらん」は散りかけた花が逆に花見をしている我をみているということだけれど (original post at )
- 花潜り逆さの蜂や我を見る (original post at )
2024-04-25
- にわたずみ光の跳ねて花水木 (original post at )
2024-04-24
- NYTimesからMicrosoft Makes a New Push Into Smaller A.I. Systems 電力をはじめリソースを大量に消費する現行AIに変えて、少し処理能力を犠牲にしても小型でコストを抑えたものを開発することで、多くの用途をカバーし、スマートフォンにも搭載できるものを目指す (original post at )
- つるつるり揺れる玉かな菜種梅雨 (original post at )
2024-04-23
- さざなみに春筍や虹の色 (original post at )
- 大阪中之島美術館「福田平八郎」展に行ってきた。1940年代から描かれる竹、筍の繊細でイマジネーションあふれる色使いと抽象具合が素晴らしく何度も戻ってはしげしげと眺めた。売り物の《漣》は作品保護とかで複製品になっていたがその流れをくむ《水》や《氷》をじっくり見たし関連写生帖が作品と言っても良い味わい。《雲》《雪》もいいけどこれは他の画家でも描きそうではある (original post at )
2024-04-22
- サ美「名品ときたま迷品」展に行ってきた。おなじみの品が並ぶ中、「おようのあま」「住吉物語」などの絵巻、光悦+宗達の断簡や色紙、邸内遊楽図屏風あたりは何度見てもよい。茶碗は光悦のものがあったがラインナップは思ったより地味。あとはまぁ駆け足で (original post at )
- 田の駅をひとつ柳の率いけり (original post at )
- 奥野武範「常設展へ行こう!」を読んだ。東博、東現美、東近美から大原、DIC、青森、富山県美、国西美まで12の美術館の主要コレクションをインタビュー形式で紹介するほぼ日の連載企画。知っている作品もあれば知らないものもあり、各館学芸員さんの愛情あふれる説明で作品の背景はもちろん美術館の成り立ちまで知ることができる。図版のないものが多いのはちょっと残念だが、言及された作品はウェブ版にはほぼ掲載されている感じ (original post at )
2024-04-21
- NYTimesからAt the Venice Biennale, the German Pavilion Undergoes a Transformation 2022年のベネチア・ビエンナーレではドイツ館にナチスの設計が用いられる前の基礎をマリア・アイヒホルンがさらけ出してみせたが、今年のキュレーターであるチャグラ・イルクは6人の芸術家を起用し、ブルガリアの作家ゲオルギ・ゴスポディノフからヒントを得た「閾値」をテーマに、2つのプロジェクトと近くの島でのサウンド・インスタレーションを企画した (original post at )
- 親子鉄歩みて後のすみれかな (original post at )
2024-04-20
- 身の区切り知るや躑躅につつまれて (original post at )
- 定年とは無縁で気楽なものと思っていたら、思わぬとことで関係することを昨日知って、あぁみんなこういう感じで区切りというか無常の気持ちになるのかと (original post at )
Search by keyword
Primarily for private use by the author, but anyone can search the archive.