Cahier de la musique

ハイドン交響曲での鍵盤についてのメモ

このところホグウッドのハイドン交響曲全集を改めて聴き、付属のリーフレットを読み直している。ウェブスターの解説は、中野博嗣の本を読んだ後で参照するとなかなか面白い。その中で、第4巻に付属している「鍵盤楽器コンティヌオ(通奏低音)の欠如について」という文書が興味深かったので、要点をメモしておく。ホグウッドの全集では、ロンドン・セット以外はチェンバロを用いていないことについての解説だ。

これだけの理由を挙げて、ハイドンは交響曲の演奏に鍵盤による通奏低音を用いてこなかったと結論づけている。実際、ホグウッドの演奏を聴いていると、チェンバロのない透明さは素敵なもので、そのほうが自然という感じ。

(2002-08-05)