モーツァルト交響曲第31番の概要と演奏(a.k.a.モーツアルト)

曲の概要

曲名
交響曲第31番 ニ長調 "Paris" K.297
作曲時期・場所
1778-06(1778-06/07改訂) パリ
楽章構成
  1. Molt allegro
    ニ長調 4/4拍子
  2. Andante
    ト長調 6/8拍子
  3. Allegro
    ニ長調 2/2拍子
楽器編成
Fl:2; Ob:2; Cl:2; Fg:2; Hr:2; Tp:2; Timp; Str
備考
ノート

パリの大きなオーケストラでの演奏のために、初のClを含む完全な2管編成で書かれ、3楽章ながらかなりの規模を持つ。1楽章はユニゾンで主音を4回繰り返した後音階を駆け上がるという輝かしいテーマで始まる。モーツァルトはパリの聴衆の受けを狙ったところが期待通り喝采を受けたと手紙に書いているが、それがどこかははっきりしない。3楽章はpのVnだけで8小節テーマを奏でたあと突然fになるが、ここでも拍手が湧き起こったという。2楽章は依頼人の要望で書き換えた別バージョンがある。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月123備考
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 421-086-21978/857:135:573:4716:571st version
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 421-088-21978/857:044:463:4615:362nd version
James LevineVPO*DG 419-146-21985-067:065:343:3916:19
John Eliot GardinerEnglish Baroque SoloistsPhilips 420-937-21987-048:005:514:0217:53alternate:Allegro=3:49
Charles MackerrasPrague Chamber o.Telarc CD-80300-G1988-07-10/177:075:473:2116:15alternate:Andante=3:48
Ton KoopmanAmstertam Baroque o.Erato 2292-45857-21991-11-167:064:514:2316:20
Trevor PinnockThe English ConcertArchiv 471-673-219957:285:533:3616:57
Jaap ter LindenMAA*Brilliant 99715-420028:325:414:0118:14
Roger NorringtonSWR StuttgartHänssler 93-2162006-09-077:184:403:3615:34

※録音年月順 (9 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。