
【第8回:96.1.13】
はじめまして。大津直子です。このページでは私のささやかな体験を通して、音楽についてのよもやま話ができれば・・・と思っています。まだまだ未熟者ですが、なにとぞよろしくお願いいたします。
そこで記念すべき第1回は、私が昨年聴きに行った演奏会のうちから“ベスト5”をご紹介しましょう。
以上、日付の古い順です。昨年はオーケストラをたくさん聴こうと心掛けたせいか(他にもシカゴ響やロンドン響、モスクワ放響等、いろいろ聴きました)、結果的にオーケストラが多くなってしまいました。各々について簡単にコメントすると・・・
ドレスデンのオケは、さすがに世界最古の老舗だけあって、響きに風格と、ウィーンやベルリンとは一味違う独特な個性があります。CDではわかりにくいと思うので、生を体験されることをお薦めします。
ツィンマーマンは次世紀を担う正統派のヴァイオリニストです。こんなに美しいベートーヴェンの協奏曲は、まず聴けません。
デュトワ&モントリオール響は、ますます円熟味を増した感じ。特にラヴェルの「スペイン狂詩曲」の夢幻的な雰囲気は絶品。
噂によれば、パリ管はフランス・プロより、ブラームスとマーラーの「復活」の方が良かったとか。ビシュコフはCDでの印象よりも、ずっと才覚の感じられる人でした。今後の動向をチェックしたい1人です。
18世紀オーケストラの響きも、録音の印象とは大きく異なり、生の方がずっと素晴らしい。やっぱり生を聴かずして古楽器は語れないと改めて実感しました。ブリュッヘンの解釈もなかなかユニークで(例えば、第2楽章の最後の音だけ弱音にするなど)、その点でも面白い演奏でした。いったいどんな根拠があるのか、本人に尋ねてみたいものです。
次点は尾高忠明指揮・BBCウェールズ響(ラフマニノフ「交響曲第2番」他)。安定感と暖かな温もりを兼備した好演奏でした。
・・・とこんな具合ですが、いかがでしたか? ご意見や反論などがありましたら、ぜひお聞かせください。(次回はちょっと苦言を呈してみようかな・・・と思っています。ご期待ください!)