ちょっとしたメモ

RDFicalのlocationとcyc

画像のアノテーション(注釈)メタデータをつくる際に、だれがその注釈をつくったのかを記述した方がいいという議論があって、それならばとサンプルをつくってみたりしたのだけれど、意外に注釈のための語彙が不明確で難しいところがある。

注釈といえばすぐ思いつくのが、Annoteaの語彙を使う方法。これをan:という接頭辞で示せば、ある画像の注釈をしている文書はこんな具合に表現できる。

(例)

 <rdf:Description rdf:about=''>
  <an:annotates rdf:resource='http://kanzaki.com/.../040122_2012.jpg'/>
  <an:author>Masahide Kanzaki</an:author>
  <an:created>2004-01-23T02:22:06Z</an:created>
 </rdf:Description>

Image Annotatorでもとりあえずこうしているんだけれど、進行中のWWW2004 Photoプロジェクトでは、注釈作者をきちんと識別できるよう、an:authorを構造化したいという。

(例)

 <rdf:Description rdf:about=''>
  <an:annotates rdf:resource='http://kanzaki.com/.../040122_2012.jpg'/>
  <an:author>
   <foaf:Person>
    <foaf:name>Masahide Kanzaki</foaf:name>
    <foaf:mbox_sha1sum>e8198dba34ab7d74932...</foaf:mbox_sha1sum>
   </foaf:Person>
  </an:author>
  <an:created>2004-01-23T02:22:06Z</an:created>
 </rdf:Description>

まあ、これは構わないのだが、an:authordc:creatorのサブプロパティとしてしか定義されておらず、rangeが不明確でdc:creatorと同様のややこしさがある。それに、画像の注釈メタデータを作成するツールを用意したとして、いちいち注釈者のメールアドレスも入力してねというのは、面倒で敬遠されないかなぁ。

方向としては構造化することになるだろうけれど、なかなか難しいところだ。

map - genre: meta. at