Planet masaka
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2026-08-12
- 山崎正和「哲学漫想」を読んだ。第1部は「リズムの哲学」の補遺というか反省というか。味覚をリズムと捉えたりショーペンハウアーの意思と表象を追ってみたりアフォーダンスや言語やら。原稿未完とあるのがじわりとくる。後半は雑誌や新聞の未収録記事。AI、天皇制、混迷する国家と民主主義など、きちんと先を見通していてさすがというものもあれば、日本人の掃除やらボランティアやらに繰り返し期待を見出していて妙な気分も。その叱咤激励にこたえられる日本であってほしいが (original post at )
- 吹き返しのなか落ち蝉と残る蝉 (original post at )
2026-08-11
- 東から迷い来るのか初あらし (original post at )
2026-08-10
- 闇香る草にかすかな虫の声 (original post at )
- 今橋映子「岩村透」を読んだ。明治期の日本美術界を牽引しながら今はあまり語られることのない美術批評家について、30年におよぶ丹念な一次史料研究に基づく大著をなした著者が、ミネルヴァの評伝選のためそのエッセンスにエピソードも追加してまとめた。自由闊達な精神で時の流行だけでなく日本美術界の将来のため、「一念之誠可動天地」座右の銘に教鞭をとり論説を書き行動した岩村の姿が綴られ、その魅力的な人物に著者が深い敬意と共感をもっていることがよく伝わる。残された資料から何を読み解くべきかの視点も参考になる (original post at )
2026-08-09
- NYTimesからTake 25 Minutes to Improve Your Balance and Strength 利き足とそうでない方のバランスが取れていないと思わぬ怪我のもとだというので、片足ずつの運動をいろいろ紹介 (original post at )
- 干潮にさがす象や貝鳴子 (original post at )
2026-08-08
- 最も困難が予想され、機種変更のネックになっていたEdxxxの設定に成功。これで安心してモデルSH-M33で各地に行ける(☞参照) (original post at )
- 景清の風立ち起こる遠花火 (original post at )
- 都響1049定期を芸劇で。指揮は尾高忠明。三善晃《ノエシス》は貝鳴子ほかの打が多彩に響き管弦も小気味良く鳴る。単音保続のVcソロも良い音。松村禎三Pf協2番はオスティナートやらトリルやらの1movから厚い弦に能「景清」の影響という渋めの響き2mov。Pf北村朋幹はがっちり取り組んでいるように見えるもののなぜか音が細くオケに埋もれてしまう。後半エルガー「エニグマ」は尾高の十八番ということもあって安定・納得の演奏。ベースは7変奏でそんなに弓飛ばしても聞こえないって。12変奏の気高いVcソロに続く上行バスラインは素晴らしく良く鳴っていた。最後Hrベルアップするとかけっこう実直な感じで、尾高の指揮姿とよくマッチしていた (original post at )
2026-08-07
- あき立つもなお騒しき森の道 (original post at )
2026-08-06
- 花茣蓙のストライプ草上ランチ (original post at )
- 国新美「ピカソ meets ポール・スミス」に行ってきた。作品からインスピレーションを受けてスミスが会場デザインするというの、何が面白いのかと思っていたが、訪れて初めて分かるこれは妙案。青の憂鬱、バラ色の女性たち、キュビスムまでは主調色で壁一面が塗られるが、アッサンブラージュとコラージュ、子ども時代、ストライプは壁もそのテーマで賑やか、それらの間に闘牛、戦時中、草上の昼食がまたモノカラーで印象を増幅する。《腕を重ねて座る女》の背景が壁のストライプに溶け込みそうなのは見事。展覧会のピカソではポスターで覆われた壁に《ポンポン帽子~》などが紛れ込みこれも現物を見てこそ分かる。ピカソ美術館からの名品が惜しげもなく並んでいるが、戦時中の《座る女》《帽子をかぶった女の胸像》が深々と響いた。好企画 (original post at )
- 小山鉄郎「漢字辞典の謎」を読んだ。白川静の字説の体系に沿って説明しやすいいくつかの漢字グループを紹介しながら、諸橋大漢和には解字がなかったり説文解字の参照にとどまっているものが同じ大修館の広漢和ではほとんど白川説と同じ解字に変わっているという点についてそれぞれ事例を列挙しつつ疑問を呈する。後者が言いたいところなのだろうが構成的には前者の漢字紹介が主となりつつ白川説は所与となっているので隔靴掻痒。広漢和についてもその変節の理由を踏み込んで調べるでもなく白川の「みだりに他家の研究をとり入れ」「拠るところを明記せず」といった批判を紹介するのみで中途半端。面白くない (original post at )
2026-08-05
- 引き継ぎの迷路も消えて月すずし (original post at )
- NYTimesからI’m Begging You: Never Write With A.I. 書くことをAIに代わりにやらせてはならない。それが強いる思考、そしてそこから生まれる熟考された文章が失われてしまうからだ。重要な文章ばかりでなく、日常的な文であっても用いられる能力は同じなので、AI任せにはできない。それは学術的誠実さや個人的成長を奪うだけでなく、民主的な自治の力も危機に陥れる (original post at )
2026-08-04
- 5年間使ってきた携帯電話のWifiが不安定で使い物にならなくなってきたので、ついに機種変更。同じシリーズのsense10を日曜に発注して早速届いた。アプリケーション類は再インストールしなくても引き継がれたが、結局パスワードとか認証とかやり直して半日費やすることに。もう少しましな方法はないものかね(☞参照) (original post at )
- 闇夜から潤む目をこらす向日葵 (original post at )
- ヒカリエ「まなざしの奇跡」に行ってきた。今井壽惠《風A》、今道子《向日葵+潤目鰯》、多和田有希《I am in You》、小松浩子《繁殖模倣変換器》、蜷川実花《Dancing~》あたりの前半が圧倒的。さらに志賀理江子《螺旋海岸》、やなぎみわ《案内嬢の部屋1F》石内都、片山真理らおなじみから、米田知子《フロイトの眼鏡》、岩根愛《KIPUKA》、野口里佳《不思議な力 9》、藤岡亜弥《川はゆく》など、ボリュームたっぷり見応えありで収穫だった。最後にさまざまな断片を2面で次々に映し出す映像は川内倫子の《Illuminance》だったらしい(出品リストを見直したら1h21mとあるから途中で諦めたのも仕方なし) (original post at )
- 松濤美術館「高野野十郎展」に行ってきた。基本は写実ではあるがときおり独特の踏み込みというか飛び抜けるところがある。《蝋燭》シリーズとか《月》《満月》などはもちろんだが、《さくらんぼ》雪景色の《積る》あたりも個性ある。1953/54頃の《空きの花々》《カンナとコスモス》《海辺の秋花》らもシュールな感じで興味深かった (original post at )
- ダニエル・ジャンクの「あなたの地図」を、レイチェル・フェンロンの演奏で。やや気怠いというか少し先住民の香りもするような旋法めいた調性フォークソングで不思議な空間。本当の愛を経験したのかというオペラに基づくという。Sopが自身でPfを奏でての弾き語り。全10曲約35分。Centrediscs CMCCD32323 #nml (original post at )
2026-08-03
- 未来への使命に夏の便り書く (original post at )
- 楊双子/三浦裕子訳「台湾漫遊鉄道のふたり」を読んだ。妖怪的食欲を持つ日本人女性作家が日本統治時代の台湾に1年間滞在し、有能な女性通訳と鉄道旅行しながらグルメ三昧しつつその百合的つながりの越えられない壁としての植民地支配の関係あるいは善意のつもりの身勝手な傲慢さに最後に気付かされる悲しさ、を綴った書を作家の娘が中国語訳し通訳の娘に届け再度の訳が出る云々の経緯を記す複数のあとがき、という構造自体が創作であるという入り組んだつくり。押し付けの善意の偽善が暴かれて以降はやや性急な感じもするが、我が身にも痛いところを突かれている面もある。エンタメでありつつほろ苦い (original post at )
2026-08-02
- NYTimesからWhat Exactly Did Pop Art Give Us? 「グッゲンハイム・ポップ」展は同館の所蔵品だけでポップアートを語ろうとしている。草間彌生が含まれるのは疑問だしこの運動の拠点としての地位を定めた1963年「6人の画家とオブジェ」展のラウシェンバーグ、J・ジョーンズ、リキテンスタイン、ウォーホルらも含まれないが、マルティーヌ・グティエレス、ルシア・イエロ、イー・イラン、リチャード・ハミルトンなど多彩な顔ぶれでポップとは何かを問いかける (original post at )
- 海鳴りの遠い磁力や夏の浜 (original post at )
- 山崎正和「演技する精神/変身の美学」を読んだ。「演技する~」は初版が出た時に買って読んだはずだがたぶん当時は何も理解できてなかった。改めて通読すると、アリストテレスの「詩学」と世阿弥の参照から始まりコリングウッド、ベルクソン、サルトル、メルロ=ポンティと辿りながら行動における意思と動機を図と地の関係として捉えさらに序破急などのリズムによるその入れ替わりを取り上げる。細部の強引さはともかく全体の流れは納得行くがやはりリズムに音楽のビートまで加わるところは疑問。「変身~」は著作集で読んでほぼ覚えていたが離見の見など「演技」での議論の多くの原点がここにある。濱口竜介による解説で映画制作における俳優の演技についてもこれらの議論が真っ当であるとしているのが興味深い (original post at )
2026-08-01
- ヨースタイン・スタールハイムの「長い目で見れば」を、ヴェルターヴォ弦楽四重奏団の演奏で。冷徹な響きがゆったりと進む中で急な動きや微分音が混じったりする。「アヴ・ガルド I」はVn独奏で低めの音域の長音がポルタメントしたり四分音変化したり分散和音になったり。「クルーミ」はVc独奏でこちらはけっこう広い音域をさまざまに動く。「ウォッチ」抜粋もVcだがこちらはハーモニクス多用の透明で静かな世界。「対話」はPf独奏、「平面 I」はSQ+Pfで静謐なおとが続く中不意に奔流が。「ああ、鳥は白樺の枝にとまって、こんな歌を歌う」はSQ+Cb+Pfで7つの短い楽章が素朴な音から微分音のぶつかりまで。LAWO Classics 7090020183695 #nml (original post at )
- 蝉噪のなか低空を黙飛行 (original post at )
- レイ・ブラシエ/仲山ひふみ監訳「解き放たれた無」を読んだ。セラーズ、チャーランドを扱い「プロトタイプベクトル活性化」という言葉におっとなる第1章からアドルノ、ホルクハイマーの第2章まではなんとかしがみついたがメイヤスー、バディウ、ラリュエルの3~5章は暑い中で字を追うののが精一杯、ハイデガーとドゥルーズの第6章も苦戦し、最後にニーチェ、リオタール、レヴィナス、フロイトで「絶滅の真理」を扱う第7章でようやく文が頭に入るという始末で、ニヒリズムとか観念論ではなく存在論だとか、各章それぞれ肯定的紹介なのかと思うと否定が始まり難解なつくりで、とにかく読み切ることを念じてどうにか完走。まぁでも振り返ると重要なことが書かれていたような気がする (original post at )
- ヤニス・クセナキスの「ディプリ・ジーア」を、リンダ・グオ+マヌエル・リプシュタインの演奏で。アルカイックな感じのギリシャ民族音楽的リズムや舞曲に確率の要素を取り入れた荒々しいエネルギーの小品。オネゲルの「VnとVcのソナチネ」は概ね調性的ながら不安定に移り行く急緩急の3楽章。エルヴィン・シュルホフ「VnとVcの二重奏曲」は五音音階やジプシー音楽などを組み込み表情豊かな起伏の4章。あとラヴェルのソナタ。演奏は良く言えばエネルギッシュだがやや精度に欠けるかなというところも。Oehms Classics OC1736 #nml (original post at )
2026-07-31
- 空蝉の間を縫ってよみ進む (original post at )
2026-07-30
- 冷房の生む落差やディニ曲面 (original post at )
- 東近美「杉本博司 絶滅写真」に行ってきた。ジオラマを写真に撮れば実像になるというのはよく分からん。劇場はハリウッドのシネラマドームが形として。海景色は「エーゲ海」など水平線も曖昧になる位が面白いか。あとは《概念の形》のディニ曲面とかクエン曲面が良くも悪くも人工的な写真の感覚に合うような気がする。コレクション展は松本竣介《N駅近く》榎倉康二《2つのしみ》小林正人《絵画=空》など。杉本博司作品が小ぶりのプリントで並んでいて要するにサイズかと思ったり。長谷川三郎の生誕120周年で小特集があり《リズム》などの作品、山口長男《構成》矢橋六郎《廃墟》ほか関連作品とともにキュレーターとしての原稿類も展示され興味深かった (original post at )
2026-07-29
- NYTimesからHow to Speak a Book 音声認識による入力のほうがキーボードよりもよほど速く思考の流れを妨げず、そもそも昔から話すことが執筆の基本であったことをソクラテス、ミルトン、スタンダールからドストエフスキー、プルーストまで例に上げて示す。トマス・アクィナスは同時に4つのトピックを4人の秘書に書き取らせたという。人間に聞き違いがあるように音声認識もしばしば間違え修正が必要だし、空っぽの部屋で自分の声を聞きながらの執筆には慣れも必要だ。だがこの段階を乗り越えると思考や言葉をよりいきいきと捉えることができるようになる(2007年の記事が流れてきたので) (original post at )
- 亀の子のような歩みのまま仕事 (original post at )
- OPAL AI Agent Skills Collection github.com/OpenLinkSoftware/ai-agent-ski... DBpediaやWikidataへのクエリ、文書からの知識グラフ抽出、インフォグラフィック作成、Virtuoso操作などのAIスキルをまとめて提供。Clode用だがCodexでも使える。いくつか試してみたがちゃんと動く。ML告知は lists.w3.org...public-lod/2026Jul/0002.h... (original post at )
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