Planet masaka
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2026-09-08
- 河西秀哉「〈退位〉の終戦史」を読んだ。昭和天皇の退位が論じられた敗戦直後から新憲法制定期、東京裁判結審期、講話独立期の3つの時期にどのような言説があり天皇自身がどのような考えを述べていたのかを最新の史料に基づき丁寧に追う。明治憲法の君主無答責の原則から政治責任は問えないが大元帥としてや皇祖皇宗云々で道義的責任はあるもののGHQの方針やら皇太子の幼さやらあれこれの理由で退位はできず責任を感じるからこそ在位し続けるといった事情だというのだが、そこには多大な被害を被った被侵略国への謝罪の視点はなく、国民は同情を寄せて責任を追求しないことで自身の戦争責任も問わなくなる。そして平成天皇から逆に皇室が戦争の記憶を継承する先頭に立つ。加藤典洋の問題意識に戻るわけだ (original post at )
2026-09-07
- 濡れた葉に音を重ねて白露くる (original post at )
2026-09-06
- NYTimesからThe Bond Markets Are Pushing Up Rates. Will Central Banks Follow? 世界的な国債の売り圧力が強まり各国政府の調達コストは10~20年ぶりの水準になっている。イランでの戦争によるエネルギーコスト上昇や政府借金の増大などが要因だが、経済が金利上昇に耐えられることを示す兆候でもあるという(そうなのか?) (original post at )
- 黄の傘をさしかけ秋の芽を愛でる (original post at )
2026-09-05
- 天窓のやわらかき陽に桔梗かな (original post at )
2026-09-04
- 埋込を往なして可笑し犬子草 (original post at )
2026-09-03
- 騎士道の夢の便りや扇置く (original post at )
- 都響1050定期を芸劇で。指揮は大野和士。シモン・トルプチェスキ独奏のラフマニノフPf協3番はたぶん良い演奏なのだがピアノの音解像度が悪くモヤモヤしてよく聞こえない。2F-J52は3階席の下に入るからなのか。曲も長くてだらける。R.シュトラウス「ドン・キホーテ」は軽やかな木管をはじめバランス良好、独奏はトゥッティの中だとやや埋もれるがソロ部分は見事。物語に今ひとつついて行けずちゃんと予習すればよかった。Cbは聞こえないわけではないのだが何だか芯がなく物足りない。これも席のせいか (original post at )
- どうもサーバーが重いと思ったら、Virtuosoにデータ収集らしきアクセスが1日100万件も来てNo Web Server threads avalable状態になっていたので、問題のありそうなものを昨夜から遮断。原因究明に手こずってストレス値が大きく上昇した。昨朝は別件で思わぬ落とし穴を知らされ対応調査に時間取られるし、なかなか厄介である :-( (original post at )
2026-09-02
- 秋蝉や左右に廻る縞模様 (original post at )
- NYTimesからThe Style Without a Name That Came to Define Korean Art 近年世界の美術界で注目を集めている韓国単色画(ダンセクファ)だが、その運動が始まった半世紀前、朴栖甫や河鍾賢ら先駆者は恵まれない環境で苦労していた。名前のようなモノクロームではなく、抑制された色調で、反復的な動き、素材の触感を強調する技法だ。李禹煥や朴、河の作品は瞑想的な集中や静寂があり、彼らが生きた激動の時代とは対照をなしている。転機は美術史家ジョアン・キーが2014年にLAで企画した李、朴、河の作品展で、翌年のヴェネチア・ビエンナーレでは「ダンセクファ」展が開かれ、脚光を浴びていく (original post at )
- 紀田順一郎「蔵書一代」を読んだ。3万冊に及ぶ蔵書の成り立ちと最終処分に至るまでを振り返りつつ、日本における蔵書形成や出版文化の流れを振り返る。断片的にはさまざまな蔵書についての有益な記録になる情報もあり、菅原道真が分類作業に短札を利用したのがカードによる情報整理の元祖かもという話など興味深いものの、どうも全体に昔は良かった的なかび臭さが感じられていまひとつ。もっと論点を整理してくれればYMA論文の先行事例に使えたかもなのだが (original post at )
2026-09-01
- 晩餐の絵に藪蘭を供えけり (original post at )
2026-08-31
- 山崎正和「世界文明史の試み」を読んだ。単文集と勘違いしていたが、神話/宗教/道徳と舞踊/芸術/文化という軸で古代から現代までの文明の各相を切っていくという壮大な試み。「ある」身体と「する」身体という対比を手がかりに、言語の前にある身体とか、猿の毛づくろいと社交と中世の居酒屋とか、イデアの模倣と類と個とか、エートスとモラルとウィルトゥスとか、ジャンルの細分化と個人の矮小化とか。文明史全体を深く研究している者などいないので多種文献からの引用に基づく考察が中心になり、やはり得手不得手はあるようで世界の歴史が引用されたりと頼りないところもあるが、近代はさすが。始まりの意味は一定経過後に分かるという時間逆転論は氏のリズム論を再考しなければ。最後の知識も芸術と同じでそこに未来を託すというのはなかなか胸を打つ (original post at )
- 秋草をかき分けて深呼吸する (original post at )
- Edo in Focus: Japanese Treasures from the British Museum as RDF graph added to Cultural Japan. 東京都美「百花繚乱~海を越えた江戸絵画」展出品アイテムをRDFグラフ化しカルチュラル・ジャパンに追加しました。検索アプリでも閲覧できます cultural.jp/exhibition/britishm-exhib-20...(☞参照) (original post at )
- 散髪した (original post at )
2026-08-30
- 書きかけの文染める色も秋めく (original post at )
- NewYorkerからKacey Musgraves, Crossover Queen 2013年のメジャーデビュー後2018年の「ゴールデン・アワー」でブレークしたカントリー歌手ケイシー・マスグレイヴスは、他の分野も取り入れながら創造の世界を広げてきたが、最新アルバムは帰郷したような音作り。8/31と9/1にマディソン・スクェア・ガーデンでステージ (original post at )
- 宮台真司+奥野克巳「宮台式人類学」を読んだ。デュルケム、ウェーバー、ジンメルを社会学の基礎を築いた3人とし、モースの人類学を経て社会をシステムとして考えるルーマンへと至る流れと、その底流に認識論への疑問からニーチェ、ハイデガーを通して言語論的転回でローティそしてデ・カストロなどの人類学の存在論的転回という具合に、重層的に繰り出される。存在とは言及できるもの、実在とは自分が体験する前からそこに存在するものと定義し、実在は存在より重いとする。なるほどというところが多いが、最後にティールの新反動主義とかトランプ肯定に走るのは、一種の挑発だとしてもいただけない (original post at )
2026-08-29
- ドゥエンデを渡り鳥らに託しけり (original post at )
- サマーフェスティバル「オーケストラ・ポートレート」をサントリーホールで。ベリオ「フォルマツィオーニ」は弦管が交錯する不思議な配置で濃い音の連続。ルカ・フランチェスコーニのVn協「ドゥエンデ―黒い音」は高音アルペジオに始まり飛び道具いっぱい硬軟織り交ぜて充実した5楽章。独奏ジョセフォウィッツ大熱演。フリスティナ・シュシャク「POPA」はベースと大太鼓の波状アクセントを下降グリッサンドが受けるパターンが繰り返されるが緻密(作曲者がすぐそばに座っていて驚いた)。最後フランチェスコーニ「フェローチェ・インノチェンツァ」はドン・ジョヴァンニに基づくそうで、トーンクラスターから細かく役割が分かれた弦、大音量から静謐まで幅広く。刻みにしか聞こえないのに忙しい動きは大変そう。充実。1F14列22番Cbは木曜ほど聞こえず意外 (original post at )
- アモス・エルカナの「ク・セ・ジュ」を、ピエール=アンドレ・ヴァラード+トピ・レティプー+マイター・アンサンブルの演奏で。ハンガリーでアウシュビッツを生き延びたイェフダ・エルカナの生涯と哲学を探求する、音声・映像を伴う作品だという。Fl+Cl+Fg+Vn+Vc+Pfのアンサンブルが不安定に揺れ動く14のセクションからなり、エルカナ自身の語りとペーテル・ナーダス、ガートルード・スタインの詩が挿入される。New Focus Recordings FCR453 #nml (original post at )
2026-08-28
- 遊ぶ子の来ぬ日もじっと男郎花 (original post at )
- パナソニック汐留美術館「長谷川潔展」に行ってきた。銅版画の技法の違いはよく知らなかったが、直刻法のうちビュラン(彫刻刀)で掘るエングレービングはきめ細かで精緻、針でひっかくようなドライポイントは繊細な表現、腐蝕法のうちアクアチントは柔らかな階調、古い技法で掘る前にベルソーで製版するメゾチントは深い陰影と、それぞれ特徴がよく分かった。印象的だったのはアクアチントの《二つのアネモネ》、メゾチントの《狐と葡萄》ほかオブジェシリーズ、同《時》《本の上の小鳥》などの小鳥シリーズ。直刻法の竹取物語連作も興味深かった (original post at )
2026-08-27
- サマーフェスティバル「時を編む響」をサントリーホールで。カミーユ・ペパン「シルヴァカーヌの水の葉」はグリッサンドの対話とリズミックなやり取りが繰り返されるSQでやや冗長、池田亮司「9本の弦のためのop.1」は高いハーモニクスからゆっくりした反復で中間に少しリズムが現れるが結局何もない。オケになり三善晃「決闘」は+Sop、武満徹「リヴァラン」さすがに充実した音でソロも力演。ショーン・シェパード「表現抽象主義」は豊かな響きが次第に落ち着いていく4章。トーマス・アデス「アリア」はTp/Tbなし2管+Vn独奏で下降主題のカノンが静かに続き微妙な変化はあるものの最後まで同じようなパターン。1F13列6席は視界は悪いがCbも管も独奏もよく聞こえ2Fとはずいぶん違う印象。室内楽も加えた企画は意欲的だがやや欲張りすぎ (original post at )
- 小鳥の目と時のリングに秋扇 (original post at )
2026-08-26
- TheAtlanticからWhy Do Rich Kids Love Socialism? マムダニをはじめとする民主党のDSA(アメリカ民主社会主義者)は裕福なエリートが中心で、偽善だとの批判もあるが、「スバル社会主義者」あるいは「ルル・レーニン」と呼ばれる若く大学教育を受けた中堅クラスが支持している。これは70年代にPMC(専門職・管理職階級)と称された知識労働者層が資本主義文化とその価値観を支えたのに対し、この層が今やその役割に関心を持たず、現代の資本主義には深刻な欠陥があるという、自らの実体験に基づく真摯な道徳的判断を下していることに疑いの余地はない (original post at )
- 難儀からふと目覚めて鵯花 (original post at )
2026-08-25
- 朝顔の蔓棚巻いて舞踏会 (original post at )
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