Planet masaka
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2023-06-07
- TheAtlanticからThe AI Mona Lisa Explains Everything 生成AIを使ってモナ・リザの背景の続きを描いてみせたという画像が、ろくでもないとか所詮AIは創造ではなくリミックスするだけなどと非難されている。が、画家が描かなかったものを想像してみるのは興味あることで、ただ元の絵が持っている重要な点(ここでは自然との緊張関係)を把握して拡張するのでなければ単に芸術家の視点を踏みにじっただけになってしまう (original post at )
- ぼんやりと奇想紡ぐや金糸梅 (original post at )
- 西堂行人「新時代を生きる劇作家たち」を読んだ。“2010年代以降の新旗手”ということでシライケイタ、古川健、瀬戸山美咲、長田育恵、中津留章仁、野木萌葱、横山拓也の7名を招き大学でのトークイベントとして連続対談。アングラ小劇場の解散などで商業的演劇が主流になったあと震災などを経て生まれてきた新しい動きの作家たちで、それぞれ個性的ながら確たるものを持ち、とても興味深い対話になっている。特に《奇想を紡ぐ》と題された野木の「あ、来たな」からそれを逃してなるものかと必死で並走することで書くというの、すごく面白い (original post at )
2023-06-06
- FPWD: RDF 1.2 Semantics and SPARQL 1.2 Entailment Regimes w3.org/blog/news/archives/9939 先の16件に続いて伴意関連2草案。いまのところ1.1からの大きな変化はなし。残るはSPARQL Overview、およびRDF PrimerとWhat’s New in RDF 1.2(☞参照) (original post at )
- 月からの口風琴吹く芒種かな (original post at )
2023-06-05
- カイヤ・サーリアホの「聖杯劇場」を、ペーテル・ヘレスタール+クレマン・マオ=タカクス+オスロ・フィルの演奏で。1994年に書かれた最初のVn協奏曲で、神秘的な表情の独奏にオケが加わって起伏のある展開から劇的な色彩を増していく2章。「はるか遠くのあなたへ」は2000年の歌劇「はるかな愛」終幕アリアをもとにした短いVn協奏曲でサーリアホらしい硬質の輝き。「円周写像」はルミの6つの詩の朗読がエレクトロニクス処理されて織り込まれる作品。「雪」はVcの音を倍音を駆使しながらさまざまに重ねていく5章でここでは12Vcでの演奏。BIS BIS-2402 #nml (original post at )
- 夏めくや水筒を手に雲は背に (original post at )
- 週末はNDCの補助区分拡張と激闘。こういう根詰めるの久しぶり (original post at )
2023-06-04
- 号泣をなだめる君や烏麦 (original post at )
2023-06-03
- NYTimesからKaija Saariaho, 70, Pathbreaking Composer of Singular Colors, Is Dead サーリアホ追悼 (original post at )
- この時を音に込めけり繍毬花 (original post at )
- あぁ、サーリアホが…R.I.P. (original post at )
2023-06-02
- 白玉や曜変天目の青に (original post at )
- 静嘉堂「明治美術狂想曲」に行ってきた。お目当ての河鍋暁斎《地獄極楽めぐり図》は半期で場面替えということで汽車は見られなかったものの茶目っ気たっぷり緻密に描き込まれた元祖漫画はさすがの充実。もう一つの狙い柴田是真《柳流水蒔絵重箱》も見事。それ以上に不意をつかれたのが国宝の《曜変天目》で、構造色だという青の光彩に釘付けになった (original post at )
2023-06-01
- ぼちぼち進めてきた行動環境整備がほぼ完了。これでNY時代のように好きなだけ常設展巡りをしホーム感覚で演奏会に行く体制が整った。あ、上野が案外行きやすいことが分かったので、こちら方面をあと少しかな (original post at )
- R.シュトラウス「サロメ」を新国で。演奏はコンスタンティン・トリンクス+東京フィルでサロメ役はアレックス・ペンダ、ヘロデはイアン・ストーレイ。3F端席は予想通りオケがよく聞こえて舞台も十分見える。声はやや届きにくいというか歌手によって差がはっきり出る感じ。しっかり鳴って好演だった (original post at )
- 最年少名人のおまけまでついて藤井七冠誕生。もうただ祝福するのみ(☞参照) (original post at )
- 誘うても見向かぬ山羊や草茂る (original post at )
- MOTコレクション展「被膜虚実」に行ってきた。百瀬文の《山羊を抱く/貧しき文法》はモンゴルまで赴くという熱意と結局のところ山羊に拒絶されるという不条理の落差が潔い。名和晃平《PixCell-Bambi》は一見チープながら少し畠山直哉の水滴を思い出して和む。「めぐる呼吸」の方はサム・フランシスの巨大な絵。TCAA記念展の「さばかれえぬ私へ」は竹内公太《地面のためいき》や《眺めの回収/風船憑依》はなるほど感。2023パスポートは20分ほど並んで入手できたが、それほど急がなくても大丈夫だったか (original post at )
2023-05-31
- TheAtlanticからAI Is an Insult Now 囃されすぎのAIとかGPTとかは食傷気味でもはや「AIのような」は侮蔑的な意味にすら帯びてきているが、それでもAIに仕事を奪われる可能性はハリウッドの脚本家ストライキのようなレベルにもなっており、最後に笑うのはAIだということだって (original post at )
- 雨去れば道を埋めけり松落葉 (original post at )
- Ian Horrocks: KR and the Semantic Web: What We Did Right (and Wrong) 5/17に行なわれたDKG Talksの講演と質疑。3:42あたりから始まり、OWLの歴史、12:41からRDF/旧OWLの長短、23:50から学術研究の要件→OWLプロファイルごとの紹介とSPARQLでのSHOIQクエリへ。最後にRLによるRDFOXの紹介。動画 www.youtube.com/watch?v=jfb04V8WY6Y (original post at )
- スティーブン・ガーバーの「弦楽四重奏曲第1~3番」を、アマーネット弦楽四重奏団の演奏で。第1番(1973年)は十二音技法のようなくねくねしたユニゾン音列に対比音群は断片的な音を散りばめたり違う方向にユニゾンでくねったり。第2番(81年)はもっと複雑なセリー風に各楽器がやり取りする3楽章。第3番(88年)はどこかの民族音律を使ったのか捉えにくい4音動機から始まる。併録「スピリチュアルズ」(2000年)は弦楽合奏曲のSQ版でドボルザークやラヴェルへのオマージュとかドローン上のフォークソング風とかの合間にモダンな断章も交じるへんてこな10章。Albany TROY1931 #nml (original post at )
2023-05-30
- 中井亜佐子「日常の読書学」を読んだ。コンラッドの『闇の奥』を材料にしてその構造や歴史的文脈をさまざまな文学理論を駆使しながら読み解きつつ、読書ということについても物語と同じくその核/秘密を探求するタイプと外側に漂う靄をぼんやり眺めるような読み方があるというところにたどり着く。ヴァージニア・ウルフの「ふつうの読者」、バルトの「作品」vs「テクスト」、サイードの「テクスト群の相互参照システム」、ヒリス・ミラーの「アレゴリーとして読む」、そしてアチェベによる批判からナイポールによる書き直しまで。さらに《想定されていない読者》としての異なる視点や誤読からの読み替え。これはとても面白かった (original post at )
- 夏茱萸や赤き車列を送る門 (original post at )
- リネ・チェルンホイの「人間性を失ったもの」を、ポール・ヒリアー+シアター・オブ・ヴォイシズの演奏で。シャルロッテ・サロモンとアルフレッド・ウォルフソン、オスカー・ココシュカとアルマ・マーラーという両大戦間の4人の芸術家の極限状態を描くア・カペラ劇。喜びや光が扱われる場面もあるが全体に厳しいシリアスな表現。標題はenTmenschT。Dacapo 8.224739 #nml (original post at )
2023-05-29
- 茉莉花の空に映れる雫かな (original post at )
- なんとなく見ていたニコ美(タイムシフト)の東京都写真美術館コレクションで畠山直哉のSlow Glass/Tokyoシリーズが紹介されていて、ガラスの水滴に無数の東京タワーが逆さに写っているのがインパクトあった。これは訪れて鑑賞しなくては (original post at )
2023-05-28
- 小林昌樹「調べる技術」を読んだ。驚くような方法があるわけではないが手順を言語化して手がかりとなるような名前を付けることでその技を使えるようにするというのは確かにそうだな。内容とは関係ないがときどきやや嫌味っぽい感じがあるのは反骨といえなくもないのかもだが (original post at )
- 留守部屋の主も帰ってきて音響関係の本の話などしてくれた。もう一人の主は今が一番大変な時なのだということで力にはなれないが応援 (original post at )
- 夏場所や緑とともに帰る主 (original post at )
- 夏場所は照ノ富士が復活優勝、朝乃山は帰り入幕で12勝、関脇も力強く見応えありで、こうでなくてはの千秋楽 (original post at )
- 沼野雄司「音楽学への招待」を読んだ。「こんな方法でも、こんな対象でも、こんなやり方でもいい、という音楽学ゆえの自由と愉しみを伝える」という序言のとおり、モーツァルト効果や図形楽譜からプロレスの入場テーマまで幅広い興味を基本的には学術的な手順を踏んで扱った7章。最後のアイスラーと非米活動委員会はFBI資料も参照してなかなか読み応えあった。戦後日本の2687作品を実証的に調べたタイトル論は興味深いがやや分析が物足りない。ドビュッシー「海」の旧題と解釈の関係もそうだが、面白そうな展開ながら半端に終わる感じなのはもったいないというかこれからというか (original post at )
2023-05-27
- NewYorkerからHow Warhol Turned the Supreme Court Justices Into Art Critics 先日米連邦最高裁でウォーホルの作品はゴールドスミスの写真の著作権侵害と逆転判決があった件で、2人の判事が反対意見を述べた。流用(appropriation)がフェアユースに当たるかどうかは難題であり、《キャンベルスープ》のようなパロディはすでに法律によって支持されているが、AIのような他の創造物の根拠希薄な再利用をそうみなすことはその限界を示すことにもなりかねず、両判事の意見も砂上の楼閣のようなものだ (original post at )
- 背の星を草間に見るや天道虫 (original post at )
- 散髪した (original post at )
2023-05-26
- 森美術館では帰りに「ヘザウィック・スタジオ」展にも寄ってきた。どうしようか迷っていたが「ワールド・クラスルーム」の最後の方で元気になってきたのでえいとばかりに。予想以上に充実していてプレゼンテーションが美しく、シティビューからの絶景と合わせて豪華な気分。360度回転する椅子《スパン》も楽しかった。さらに勢いで覗いた嶋田美子展「おまえが決めるな」はやや肩透かし(☞参照) (original post at )
- ガラス越し若葉に重ね描く絵かな (original post at )
- 森美術館「ワールド・クラスルーム」展に行ってきた。学校の教科を区分に用いるのはちと辛いとの予感は「国語」「社会」であぁやはりという感じだったが「算数」「理科」はなかなか面白かった。ピタゴラスイッチの大規模版のような《事の次第》、若葉の映るガラスにドーナツを貼り付けたりベン図を描いたりして破壊する笹本晃《ドー・ナッツ・ダイアグラム》など映像作品も興味深いが、全編見ていると時間がかかり過ぎ。杉本博司や片山真妃あたりは分かりやすいものの、多くの作品はコンセプト先行なのでかなり丁寧に鑑賞しないとそれでどうしたとなりかねないのが難しいところ(つまりお腹いっぱい) (original post at )
2023-05-25
- 巣立鳥空を結びて滑りけり (original post at )
- コンポージアム2023「近藤譲の音楽」をオペラシティで。音色音響の絵具箱と化したオーケストラに楽器としての形を与えそれによって音楽を形付ける、という作曲者の意志がどの曲も明確で、ダレることのないプログラムだった。Clの独奏3+群5による「フロンティア」の響きが予想以上に豊かだったり、「鳥楽器の役割」の点を結ぶ弦グリッサンドとスティールドラムの(ややあざとい)効果、「ブレス・オブ・シェイクス」のリズムと「パリンプセスト」の刷毛を塗り重ねるような音作りの対比。前席の落ち着きのない客のため気が散るというのは演奏会ならではの残念なところ (original post at )
2023-05-24
- NewYorkerからYayoi Kusama Turned Art Into a Selfie ツヴィルナー・ギャラリーで展覧会が開かれている草間彌生は、他に例を見ないほど自身の自伝的な言葉で作品を語り自らが生きた体験を訴求の核心とする。それはビジネスであり退屈なものであり、十年ほど前までは批判もあったが、今やそのパズルを指摘する報道もみられなくなった。私たちの嗅覚は麻痺しているのだ、と (original post at )
- 風翔けて届ける文や花あやめ (original post at )
- N-Tripels/N-Quads草案にもQuoted Triples(引用トリプル)が加わったのを見落としていた。構文はRDF-starで示されている通りの<<s p o>>。引用トリプルはそれだけでは言明されないので、言明にはs p o.を別途記述する。両者を同時に記述するショートカット(注釈構文={|s p o|}の形)は含まれない(☞参照) (original post at )
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