ちょっとしたメモ

さまざまな友達

FOAFは人のつながりをknows(知っているかどうか)だけで示す。これは単純すぎるとか、機械的で人間関係の表現には不適とかいう意見もあるだろう。XFNはもう少しいろいろな関係を定めているが、これで十分かといえばそうでもない。Orkutが最近始めた、自分用の分類としてfriendを5段階に分類する試みも、そのまま友人関係の表現に適用してうまく行くかどうかは微妙なところだ。友人に限らず、関係の記述をシンプルにするがよいのか細かいのがよいのかは、語彙設計でしばしば直面する難題でもある。

FOAFの古いアイデアでは、実はfoaf:knows以外にもfoaf:knowsWellfoaf:livesWithfoaf:sigOtherfoaf:wifeなど、人間関係を表現するために11ものプロパティを考えていた(全部が実際に導入されたわけではないようだが)。これがfoaf:knowsだけになった理由は、「Why FOAF has foaf:knows rather than foaf:friend...」に簡単に述べられている。

In brief, foaf:knows was designed to be relatively harmless. It's use (and non-use) should be inoffensive. We dropped foaf:friend and foaf:knowsWell a year or two ago as they proved undeployably awkward, both when used and more interestingly, when not used.

関係を表現するボキャブラリがいろいろあると、この人にはどのプロパティを使おうとか、あいつはこんなプロパティを使いやがったとか、ややこしい問題が出てきたりするというわけだ。デリケートな関係は、敢えて単純に表現しておく方がうまく行くのは確か。

まぁしかし、多く指摘されているように、xxx has invited you to join his network of friends と知らない人から招待されて、選択肢がYesとNoしかないのも、やっかいな話ではある。これに関して、FOAFを拡張した信頼度評価の実験をやっていたGolbeckがOrkut Surveyという面白い調査を始めた。orkutの「友人」のうち、「招待されて」友人になったのは何人で、その中で「招待は受けないとまずいと感じて(felt obligated to)」友人に加えたのは何人いるかというアンケートを実施しているのだ。ここまで2千人強による回答の集計では、1/4弱が「義務を感じて」の友人だそうだが、実感と比べてどうかな?

関連メモ:
genre: foaf. at