ちょっとしたメモ

rel="nofollow"と文書間の関係

www-htmlでrel="nofollow"に関する長いスレッドができている。とても全部読む気にはならないが、"nofollow"という名前と、そのセマンティクスについての疑問点があれこれ出されているようだ。Dan Brickleyはその意味を一般的に拡張する提案も投稿している。

本来、HTMLのリンクタイプは「文書間の関係」を示すものなので、そこに「サーチエンジンが(リンクを)たどらない」とか「ランク付けに用いない」という意味を与えるのはおかしいというのが議論の趣旨らしい。かといって、主要なサーチエンジンが採用を表明しているのを無視するのも非現実的なので、名前をrel="unrelated"にするといった意見も出されている。

Danbriの提案は、「リンク先のコンテンツがリンク元文書の内容をfollowしていない」という意味に読み替えてみようというもの。

nofollow: "Refers to a document whose contents do not necessarily follow in any way from the topic or themes of the current document. This type of relationship is typically expressed within a document that includes hypertext content whose origin is unknown or untrusted."

この案には惹かれるものがあるので、先日公開したプロファイルでも採用してみた(とりあえず、元のGoogle定義も併記)。

この話は、Danbriが "nofollow" is a small part of a bigger story というように、Vote Linksなども含めたいろんな議論が可能なもので、単なるコメントスパム対策以上の広がりを持っている。WWWのハイパーリンクの意味という観点で展開を見守る(あるいは議論に参加する)と、けっこう意義があるのではないかと思う。

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