アーノンクール指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウの「新世界」を買ってきた。第1楽章の繰り返しは、なかなか新鮮だ。全体を通してまあ評判どおりで、あのレコ芸といえどもこれに関してはそれほど外していない。

しかし、こういう演奏を聴いて、改めて思う:ドヴォルザークはなぜいつも最後でぶち壊しをするのだろうか? ひょっとして、交響曲みたいなジャンルが「最高の音楽形式」などと祭り上げられていることに対する抵抗として、「交響曲だろうが村祭りのどんちゃん騒ぎだろうが音楽は同じ」というメッセージを込めようとしているんだろうか。そうだとしたら、ドヴォルザークは田舎臭いのではなくて、ポストモダンな音楽だということになるんだが、それにしてもなぁ…

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