年末に注文していたノリントンとOAEのマーラー1番のCD-Rが届く。あのマーラー体験の再現だ。編集なしのライブなので、かなり荒っぽく傷があるが、聴けば聴くほどガット弦のノン・ビブラートの美しさに魅了される。3楽章の「さすらう若人」からの引用部分は、「体験」と同じく息をのむ素晴らしさだ。ベースがすごくしっとりと豊かに鳴っているのもすごい。CD-Rとはいえ、これだけ弦のニュアンスが生々しく再現されていれば立派なものだ。チャイコフスキーの録音も、どこかで入手できないものだろうか。

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