全24巻の7/8まできたぞ。年内に全集完成か。

第20集:交響曲Vol.2
リンデン指揮アムステルダム・モーツァルト・アカデミーによる交響曲全集の完結編で2002年春の新録音。「アルバのアスカーニョ」序曲など2曲にニ長調の楽章を加えて3楽章のシンフォニーにしたKV.120/111aが加わったり、K.550ト短調はクラリネット入り(2nd ver)となし(1st ver)の両方を収録しているあたりは凝っている。Vol.1同様、ピリオド楽器の雅な音色が輝き、ゆったりした歌が感じられるが、後期の曲ではさらにエネルギッシュな表現も加わった。この交響曲全集はいい。
第21集:アルバのアスカニオ+ツァイーデ
「アルバ」はヴェンツ指揮ムジカ・アド・レーヌムの演奏で2002年5月。生気溢れる颯爽とした演奏だ。「ツァイーデ」はトン・コープマン指揮オランダ放送室内管弦楽団(Radio Kamerorkest)による2001-02-25の録音。こちらは小編成のモダン楽器オケだ。同時発売の第20集の最初の曲が、「アルバ」の序曲からとられたKV.120なのは偶然か、意図した遊びか分からないが同じ曲をシンフォニー版と歌劇序曲版と聴き比べられるのも興味深い。
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