ハイドン交響曲第14番の概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲第14番 イ長調 Hob.I-14
作曲時期・場所
1762
楽章構成
  1. Allegro molto
    イ長調 3/4拍子
  2. Andante : ニ長調 2/4拍子
  3. Menuet/trio, allegretto : イ長調 3/4拍子
  4. Finale, allegro : イ長調 6/8拍子
楽器編成
Ob:2; Hr:2; Str
備考
ノート

開始楽章は3/4のアレグロ・モルトで、跳躍を伴う忙しい伴奏の上で、興味深い転調を経ながら展開していく。アンダンテではVnとVcソロがオクターブで旋律を重ね合わせ、面白い音色効果を出している。メヌエットはallegrettoが指定され、この時期としてはかなり速いテンポ。トリオではObが魅力的なソロを歌う。終楽章では、するすると舞い降りるように1オクターブを降下する主題と細かい装飾的な伴奏音型が密度の高い対位法で扱われ、時折不意をつくような変則的なフレーズをはさみながら面白い曲を締めくくる。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-41991-04/054:153:393:403:1914:53
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 436-593-21992-014:065:103:573:1116:24

※録音年月順 (2 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。