シューベルト交響曲 D.936Aの概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲 ニ長調 D.936A
作曲時期・場所
1828?
楽章構成
  1. Allegro maestoso
  2. Andante
  3. Scherzo:Allegro moderato
楽器編成
備考
スケッチ
ノート

シューベルトの最期の年に着手された3楽章のスケッチで、第10番と呼ばれることもある。1楽章は規模の大きなソナタで、第2主題はいかにもシューベルトらしい。2楽章はやや神秘的な感じで始まる、「冬の旅」的な世界。3楽章はスケルツォだが、2/4拍子に6/8拍子が重なるロンドのようなものになっており、ニューボールトは「作品を書き進めるにつれ、この楽章はどんどんフィナーレのようになっていった」としている。ここではカノンやフーガ、2つの主題を同時にならすなど、対位法的な書法への志向が見られる。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月123備考
Neville MarrinerASMF*Philips 470-891-219849:0010:377:5427:31by Newbould

※録音年月順 (1 record)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。