Planet masaka played list 2014-05


  1. * これは生き生きした名演。歌も安定してしっかりしているし、Vnを始めとして器楽も音色、表情ともに素晴らしい。最後に置かれた、マンゼ他によるト短調のパヴァーヌも絶品。1994年の録音。Avie Records AV2309
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  2. * というか第4巻中心のソナタ集Vol.1で、先月のは第2~3巻中心のVol.2だったという。柔らかで気持ちのよい、庭園の中のせせらぎのようなイ長調組曲が素敵。Harmonia Mundi HCX3957067
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  3. * ムジカ・アンフィオンとの共演によるコンセール用曲集が第1~5番、クラヴサン曲集の第1巻と新しい曲集、組曲など。ニ長調組曲の2曲めは「ソローニュの雛鳥」っていうのか。背筋が伸びた、かといって堅苦しくはない。最近ヘビーな曲に没頭していたので、安心して身を委ねられる響きが心地よい Brilliant BC93903
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  4. * 生き生きとして瑞々しい音楽。秋の村人と狩人の合唱で咆哮するHrとか、爽快。声楽と管弦楽が情景を豊かに描いて楽しい。PHI LPH013
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  5. * Il Ceferinoがシシリアーノを思わせる。イタリア・ルネサンス期の舞曲集ということで、モンテヴェルディから聞いたことない作曲家までいろんな舞曲を、優美な弦楽コンソートで。Sopのハージスも美しい歌声と味わい深い表現力。Harmonia Mundi HCX3957159
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  6. * De tous biens plaineをこう訳すのか。「あらゆるよいものに満ち」という訳もある。うっとり幻惑的なヴィオールの響きに、カウンター・テナーのチャンスが加わるシャンソン。バンショワがあるかと思えばフィッチの変奏も挿入されて、まったりしたタイムスリップも。Harmonia Mundi HMU907421
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  7. * ほかにロイエンタール、ヴォルケンシュタインなど、中世の吟遊詩人の歌を集めた。さすらい人の物悲しくも優しい眼差しというか。乾いたリュートと少し鼻にかかったフィドル、そしてドリュー・ミンターの憂いを帯びたカウンター・テナー。慈しむ響き。Harmonia Mundi HMU907082
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  8. * モダン楽器でHIPを実践するというベルギーの室内オケの響きは、ジュノームの冒頭から瑞々しく、よく練られたこなれ具合。ヴュルツのピアノも軽やかで気持ち良い。Brilliant BC93896
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  9. * 19曲を各1回程度のリハーサルで一気にライブ収録したシリーズだから、曲によっては精度が高くない箇所もあるが、このリンツは黄金コンビの良い面が発揮された快演。元気良すぎるほど溌剌としているのに細部のニュアンスもぬかり無い。こう弾きたいのだよ。最後の和音で客席を振り返ってポーズ決めたに違いないね。haenssler CD93.215
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  10. * HMV 8aと呼ばれる1712年オリジナル版での世界初録音(2010)だそうで、序曲が6部の組曲となって17′30″もある。器楽も素晴らしいが、アンナ・デニス、ルーシー・クロウ(Sop)をはじめとする声楽も見事。約2時間半、たっぷり楽しめる。Harmonia Mundi HMU907585.86
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  11. * Hob.IIIで57,44,81。続けて新録音を聴いてみた。6年前の録音に比べると流麗さが増したかな。テンポもやや速めで前にどんどん進む感じ。これも同じく艷やかな秀演だが、素朴な瑞々しさは前のほうがあったかも。Mirare MIR231
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  12. * Hob.IIIで78,74,58。朗らかで艷やかな音楽。それぞれの緩徐楽章で濁りのない透明な和音が聴けるのはもちろんだが、速い楽章でもカデンツの和音がピタッと響く。秀逸。Mirare MIR065
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  13. * 全32曲を1日で聴いたのは初めてかもしれない。最後にたどりつくAriettaが、神々しい扉を開く感じ。強靭だけれどしなやかで、どの音も無駄なく揺るぎない。凛とした音の構築物。Mirare MIR187
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  14. * リュート作品全集の第2集。香り高く豊かな響きで見事。「ハンズドン令夫人のパフ」とか曲名も雅。このファンタジアは第5集の最後にも置かれていて、やや低い調律のホンワリした演奏になってるのが興味深い。Harmonia Mundi HMU907161
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  15. * さすがの秀演。合唱は独立した楽器群のように扱われるんだな。この作曲家の音作りは、宗教テキストがある方が分かりやすい。執拗なユニゾンの分散和音など交響曲にもしばしば出てくる音形が、この伝統の上にあるらしいことも(しかし少しさらうとやはりこの音形はうんざり気味だが)。Harmonia Mundi HMC901976
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  16. * ちょうど今日からLFJにも登場する若手SQは、艷やかでしかも和音が濁らない(ビブラートの使い方が分かってる)。サン=サーンスのSQ第1番は初めて聴いたかも。ラヴェルも終楽章に良さが表れている感じ。Mirare MIR188
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  17. * エリザベス朝黄金時代のリュート曲集。シンプルな旋律をいろいろ雅に彩ってゆったり心地よく響かせる。和める。Harmonia Mundi HMU907389
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  18. * シンプリーチェ(素朴な)といいつつ、いや音の重ね方はそうかも知れんが、もつれ始めると紛れも無くニールセン。スコア見ながら聴いたけど、これまた難曲かつ秀作。全集盤で BIS-CD-1839-40
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  19. * 併録2Vnのための組曲「ガリヴァー」は+バルディング。最近マンゼが多いけれど、良いものは良い。さすがです。Harmonia Mundi HMU907137
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