Planet masaka played list
Naxos Music Libraryで聴いてPlanet masakaにメモした最近の曲と2008年からの月別リストです。
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エンジェル・ラム:
香り立つ港の霧
(パトリック・イム)
3章からなるVn独奏曲でPizzに始まり民族風の調べが歌われる。瞿小松の「動きのない水」はしっとりしたVn。林風の「独り言V」も艶めかしいVn。陳怡の「幸せな音」はVn+Vaで中華風、「思い出」は甘美なVa独奏。周龍の「野草」は興味深いVaだが中国語の語りが違和感。陳啟揚の「マレーの独り言」はノスタルジックなVn独奏、「どこにもいかない舟」「探して」さらにオースティン・イップの「これは全てあの怪物について」は電子楽器との組み合わせ。Albany TROY1959 () -
ホセ・マニュエル・ロペス・ロペス:
弦楽四重奏曲第1番
(アルディッティ弦楽四重奏団)
キリキリとした高音のスルポンや軋みに攻撃的なバルトークPizzが次々襲いかかる高密度な単一楽章。「同第2番」はCOVID-19から“無限の日曜日”と第され遅いテンポを中心に内向きの不安感というかぎこちない断片が並ぶ。「三重奏曲III」はPfトリオで引っ掻くような音からスルポングリッサンドに低くうねるトリルなど暗いエネルギーが躍動する。どちらもやはり単一楽章。Kairos 0022029KAI () -
ミカエル・ジャレル:
6つの瞬間
(パスカル・ロフェ+フランス国立ロワール管)
緩急織りまぜてさまざまな分子が飛び交い変化していく魅惑の6章。「不在の形象と対面する風景 - 補遺 IV」は精緻なVn協奏曲。「…天上の急流の長い豪壮な轟き…」は超絶な打ソロの協奏曲で急速に始まりながら流れはゆっくり蛇行し始める。 BIS-2672 () -
ヒンデミット:
無伴奏Vaソナタ集
(ローレンス・パワー)
渋い味わいの中にも生き生きとした躍動感が弾む。21-1の第4楽章や31-4の第1楽章のように激しい動きも11-5の第2楽章のような歌も素晴らしい。Hyperion 00602448805959 ()