Planet masaka played list 2024-01


  1. * Vc+Pfを独奏とする協奏曲で、冷たく張り詰めた音から機械的な忙しい動きに移り激しい火のような中間楽章を経て冒頭の冷たさが戻る3楽章。ところどころいいものがあるが安易な感じの部分も。「語られざるもの」はゼーバルトの詩をBarがPf伴奏で歌う13曲でやはりクールに始まり激しいときもあるが内部双方も含めた透徹な音が際立つ。「生きている山」はSop独唱にPf+Accrdを加えたアンサンブルでナン・シェパードのテキストによる劇的な音楽。ECM Records 00028948587858
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  2. * クールなリズムから神秘的な叙情まで明晰な音で聞かせてくれる。緻密で上質の演奏。さすがは Hyperion 00602458130607
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  3. * ゆっくりした動きにハーモニックスをまじえて輝きながら小動物が駆け巡ったりもするSQ。「空虚のなかの優雅」はFl+Hpで空気感をたっぷり表出する。「月見草のそばで」は少し歪んだ音も加えて太極拳のようなSQ。「季語での連歌」はVaとVcのデュオがハーモニクスやグリッサンドを駆使してエキゾチックに。「寡黙な道で」は弦楽オケになって厚みを増す。姓のYipは葉だろうか。どれも微かに中国伝統音楽の香りが、あるような気がする。Kairos 0022021KAI
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  4. * 軽業師のようなVa独奏と15楽器のアンサンブルによる精緻で遊び心のある小さな音劇。ピエール・バルトロメー「崖の裂け目」はPfやMrmbが支配する混沌から抜け出してくる。ドゥニ・ボス「プレスト・ストレピトーゾ」は金管アンサンブル。ジャン=ピエール・ドゥルーズ「アルメニアの3つの道」はおどろおどろしく始まる小Pf協奏曲。グレゴリー・ドープ「廻る車輪」は神秘的な弦楽。アポリーヌ・ジュプレ「波が躍るようにうねるが如く」は息音から少し懐かしい感じに。SOOND SND22024D
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