Planet masaka played list 2014-06


  1. * のびのびと、キャンバスいっぱいに自在に表現している感じ。音もストレートで素直だ。ヤナーチェクの「おとぎ話」もファンタジーあふれる素敵な演奏。グリーグのソナタは、これらとの組合せだとあまりしっくり来ないのだけれど、ウォスネルの伴奏と相まって、あぁそうかというところがいくつも。 ONYX4120
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  2. * 奇を衒ったところがなく、丁寧で好感が持てる(技術的にはかなり難ありだが)。先入観なしに楽譜をきちんと表現すると、意外な音が聞こえるものだ。ちなみにyoutubeにはいくつか巨匠の演奏があるが、かなりひどかったりする。ひとつ紙芝居があって音を素直に捉えているのがなかなか面白かった。Naxos 8.550182
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  3. * 後期ロマン派なんてことを全く感じさせない、すっきり爽やか細部の仕掛けがよく分かる演奏で、喜劇の可笑しみもたっぷり伝わってくる。歌もほぼみな秀逸。CPO 777757-2
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  4. * ミサ曲「今やキリストは天に昇りたまいぬ」ほかも。素晴らしい歌唱で心洗われるわけだが、このように素直に神を讃美できるんだなぁと、改めて妙な気分。Coro COR16124
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  5. * 第2交響曲の少し後、22歳でのピアノ協奏曲的作品(2管Hr4)。ヘミオラの歯切れよい主題とロマン派風のフレーズが絡みあう。最後は普通っぽくまとめるのかと思ったらそんなことなかった。併録のツァラトゥストラはワルツがとても柔和なのと夜の彷徨い人でホ音ががっしり鳴っていたのが印象的。Haenssler CD98.476
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  6. * ほかにVnソナタ1~3番などVn+Pfの作品全集。意外にエネスコ(Enescu)の曲は聴いたことなかったが、面白い技巧を沢山盛り込みつつ情緒もあってなかなか魅力的。Haenssler CD98.035
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  7. * Vn+Vc+Cemでバイオリン・ソナタというかトリオ・ソナタというか、3楽章のソナタが12曲。素朴で伸び伸びしていて、特に長調の曲はゆったりした気分で聴ける。技術的には少し甘いかもしれないけれど、音色も暖かくていい感じ。Glossa GCD921807
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  8. * 『ツァラトゥストラ』の「大いなるあこがれ」が清書原稿では「アリアドネ」だったと知ってこの曲を聴くしかないと思ったものの、Naxosというわりに歴史的録音か抜粋しかないので、英語歌唱だけれど唯一の新しい全曲盤を選んでみた。演奏はまずまず。ブックレットPDFがあるのもいい。Chandos CHAN3168-69
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  9. * 1883/84、20歳の時の作品だが、シューマンぽいロマン風だった1番に比べてずっと豊かな響きで面白い曲になっている。ブルックナーで言えば6/7番、チャイコの5番より前、マーラーが1番に着手した頃だからな。よくこの形式に押し込んだというか。Chandos CHAN9166
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  10. * 豪華な顔ぶれによる豊かで贅沢な音楽。トリオの第3番、Vnソナタの4,7番も併録。ケラスの存在感が圧倒的だが、シュタイアーはもちろんゼペックもいい仕事をしている。おまけのフンメルのトリオ4番もなかなか。Harmonia Mundi HMG508398.99
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  11. * ほかに交響曲第1番、四旬節の音楽。ヤナーチェクっぽかったりフィリップ・グラスを思わせたりするところもある、チャーミングな現代和声はなかなか魅力的。リズム的には若干中途半端な感じが無くもないが。グレツキのコンチェルト・ノットゥルノ、ディヴェルティメントも。全て弦楽オーケストラ作品。 DUX0855
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  12. * 深みのあるバロックVnで、冒頭の響きにちょっと圧倒された。夫君であるバリー・ガイが作曲した「リサンドラ」を間に挟んでいる。バッハと現代曲の組合せはいくつもあるだろうけれど、これはどちらも力が入っていて見事(重音の和音が何故か微妙に狭く聴こえるときが)。レーベルも自前とは。Maya Recordings MCD1101
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  13. * 20代半ばの若々しくロマンティックな第1番、40代になって表現の幅がずっと広がりつつもまだ浪漫の香りが残る第2番。最初はちょっとビブラート多いなと思っていたけど、第2番はそうでもない。使い分けてるのなら面白いな。Naxos 8.573088
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