RDF/OWLの基本推論

RDFスキーマのsubClassOfやsubPropertyOf、domain、range、OWLの推移律プロパティ、逆関数プロパティ(IFP)、sameAsなどを用いると、どのようなグラフを導くことができるかというデモンストレーションを行ったものです。説明はスライドには記述してないので、予備知識がないと分かりにくいかも知れません。

  1. サブクラス
  2. 定義域と値域
  3. owl:TransitionalProperty
  4. owl:sameAs
  5. RDQL
  6. サブプロパティ
  7. owl:InverseFunctionalProperty

サブクラス

コンピュータ書籍→技術書籍→書籍というクラスツリーがあるとき:


あるリソースがコンピュータ書籍ならば:


定義域と値域

あるリソースがex:hasPublisherという関係で結ばれる:


ex:hasPublisherの定義域(主語)はex:Book、値域(目的語)はex:Publisher:

owl:TransitionalProperty

仕事1、仕事2、仕事3がそれぞれ下部工程(ex:subProcess):


ex:subProcessが推移型のプロパティなら:


owl:sameAs

同じリソースを異なるIDで処理している:


2つのリソースが同一である(owl:sameAs)ことを示すことで:


RDQL

イベント情報、FOAF、RSS、書籍情報などが存在する


イベント参加者のウェブログと書籍を検索する



サブプロパティ

ある会社では著者を独自語彙のex:authorとして登録


ex:authorはdc:creatorのサブプロパティであるとスキーマを記述


owl:InverseFunctionalProperty

John Smith氏が複数いる時:


foaf:mboxが逆関数型プロパティであることを使って同一人物を確認